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地形・地質学研究室 | |
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 地理環境科学域 | |
活動報告
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![]() 10月末、ゼミ合宿をM2の杉さんの研究対象地である長野県の北部にて1泊2日で行いました。そこでは、千曲川や木島平スキー場(写真)、山ノ内で調査を主に行いました。二日目は雨に降られて津南方面での露頭調査ができなくなり、戸隠地質化石博物館を訪問することにあるなど予定の変更を余儀なくされましたが、地元の食や反省会の後の飲み会なども含めて濃い合宿でした。(津田) ![]() 今年度の夏期大巡検は北海道にて行い、主に千歳、石狩川流域、富良野盆地を廻りました。 主に火砕流堆積物を主に観察しましたが、馬追丘陵や石狩川の河口や川岸、大雪山の周氷河地形と様々な分野で学部3年生によって事前調査がされた箇所をそれぞれ調査しました。合計3泊は違うところに宿を取りながら調査地を巡り、最後は大雪山の旭岳(写真)での調査で締めました。3年生はこれで次に繋がる様々なものを得たと思うので、皆にとって有意義な巡検となりました。(津田) 群馬県南部方面で冬の大巡検を執り行いました。 1日目は沼田市周辺で段丘地形の観察を行った後、赤城山・榛名山起源のテフラを観察し、記載しました。 2日目は学部3年生一人一人が、各々が事前に下調べした地点へ先生または先輩同伴の下訪れ、個々人で調査を行いました。 榛名山や赤城山麓へ行った方もいましたが、中には栃木・埼玉北部まで遠征した方もいらっしゃいました。 調査後には各自成果を公表し、その中から特に皆の関心が高い地点をピックアップし、3日目の訪問地としました。 3日目は赤城山の流れ山地形のほか、鹿沼軽石が良好に露出する水沼駅(わたらせ溪谷鐵道)近くの用水路にある露頭、 藪塚付近の断層地形、そして大泉町近くの河川堆積物を観察し、大学に戻りました。(高杉) 2016年度の大巡検の舞台は秋田県でした. 大巡検では,断層地形や扇状地といった地形を見る一方で,テフラや砂丘堆積物など様々な地質を現地で見ました. 3年生は大巡検までに事前調査を行い,自分が何を見るべきかをしっかりと把握して向かいましたが,文献で調べたものを実際に目の当たりにすることで大興奮している学生も居ました! 夜は毎回違う場所に泊まり,毎晩遅くまで勉強会(+宴会も?)して地形・地質漬けになったと思います.(加藤) ![]()
9月25〜28日の間,「福島〜新潟地域」で大巡検を行いました. 山崎先生と白井先生がご同行くださり,2日目のみ,東北調査中の鈴木先生の案内で巡検をおこないました. 今年は磐梯山・沼沢湖起源の火山噴出物や堆積盆の堆積物である魚沼層群,津南では段丘堆積物中の火山灰を観察することができました. 3年生にとっては初めて目にするものが多かったと思いますが,不慣れながらも熱心に記載していました. 今回,3年生が目にしたものを大巡検報告書や卒業論文に役立ててくれることを期待したいと思います.(林)
毎年恒例の地形研BBQを開催しました! 先生方のご家族も参加され,楽しい雰囲気のバーベキューでした. 準備をしてくださったM1の山田さん,佐藤さんありがとうございました!(加藤)
![]() 夏も終わりそろそろ秋の足音が近づいてきました. 9月の前半に指導教官の白井先生とともに博士の先輩方二人と学部生一人は高知港発,清水港着の白鳳丸に乗船しました. 今回の調査では高知港発ということもあり,事前に四万十川と仁淀川にて予備調査を行いました. 乗船後はマルチプルコアラ―を用いて足摺沖や東海沖にて採泥を行いました. 普段関わることの少ない海洋の研究者や四万十帯を専門とした先生方や学生と交流し貴重な経験となりました.(加藤)
![]() あけましておめでとうございます.今年初めての記事になります.すでに20日ですが… 昨年末に,3年生+修士1年の巡検が行われました.地域は千葉県銚子市周辺となります. 1日目は屏風ヶ浦のテフラ観察の巡検で,夏の大巡検で見た,先焼山カルデラ起源の玉川R4テフラを観察しました. 火山近傍のテフラと,遠方でのテフラ両方が観察できる機会となりました. 2日目は3年生がそれぞれの地域に散り,別のテーマで調査を行いました. 個人的に調査に行ったとき何が必要になるのか,実感できたかと思います.(櫻井)
![]() 毎年恒例ゼミ合宿、今年は茨城県東部を中心に巡検を行いました。 茨城県日立市の海成段丘、茨城県を広く覆う見和層の観察に加え、袋田の滝も観察しました。 色々な事故はありましたが、鈴木先生の修論のフィールドということもあり、有意義な巡検となりました。(櫻井)
![]() 上大島キャンプ場にて毎年恒例バーベキューを開催しました.肉と焼きそばを買い過ぎて無理やり食材を押し込むことに. この贖罪は来年に託します.(櫻井)
![]() 2014年8月24日から27日にかけて,学部3年生,修士1年, そして山崎先生、鈴木先生という豪華メンバーで大巡検に行ってまいりました. 地域は岩手・秋田両県にまたがる仙岩地熱地域で,八幡平,岩手山などの第四紀火山が いくつも分布する地域となっています.200万年前に堆積した玉川溶結凝灰岩の観察を中心に, 岩手山や秋田駒ヶ岳の噴出物の観察も行いました.(櫻井)
![]() 2014年7月6日.大巡検に参加する学部3年生の有志と神奈川県山北町周辺に出掛けました.酒匂川河床のやぶ漕ぎ,軽石流堆積物の観察,生土西沢奥の露頭でのテフラ層準の見つけ方・観察など,体力的にも内容的にも(やぶも)濃い内容になったのではないかと思います.酒匂川河床に露出する箱根小原台軽石流(Hk-OPfl)を改めて観察してみると,噴火の推移や運搬過程など,2年前には見えなかったものが見えた気がしました.3年生にとっても有意義な巡検になったのなら,案内者としても嬉しいです.(南里)※写真は酒匂川河床のHk-OPfl.
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2013年6月30日(日),有志に他大の方も交えて北関東の榛名山・赤城山方面に巡検に行ってきました.榛名火山に関係する卒論を書こうとしている卒論生も参加してくれました. (写真は榛名二ツ岳伊香保軽石層,榛名二ツ岳北東麓にて)
![]() 2013年5月28日(火)・29日(水)の2日間、地形研ゼミ合宿で富士川から甲府盆地にかけて巡検を行いました。一日目は、富士川河口を見学したのち、富士川沿いに北上し、途中、水神社下の富士川河床に露出する大淵溶岩、芝川断層露頭、富士川が二股になる瀬戸島などを見学し、特に瀬戸島に関してはその形成要因について熱く議論しました。2日目は甲府盆地西縁の下円井断層露頭、韮崎岩屑流、岩屑流が作る台地上の流れ山地形とOn-Pm1露頭を見学しました。堆積、断層、火山すべてを網羅したボリュームたっぷりの巡検でしたが、調査経験の少ない学生にとっては現地調査において重要な「観察」し、「議論」するという能力を身につける良い機会になりました。
![]() 相模原の段丘地形などを学部3年生の大巡検参加予定者たちが「案内する」という企画。 地理環境コース学部1年生の巡検で今回の巡検地と同じ場所を見学しているのですが、2年間の学習をへて新たに身につけた知識を基に改めて同じ露頭を見ると新たな発見・疑問が生まれるはず。それらを説明してもらいながら相模川が作りだした地形を見て回りました。
![]() 2013年4月20日(土),本研究室メンバー有志で箱根火山周辺へ巡検に行きました。当日はあいにくの雨(少し雪+雹)でしたが、Hk-Km3/5,Hk-TPflなどのテフラや長尾峠の山体の断面などを見学しました。 (写真は長尾峠から見た神山の崩壊地形)
2013年4月17日(水),本研究室大学院博士前期課程1年の高橋君に、卒論のフィールドである多摩川の牛群地形を案内していただきました。 東京学芸大自然地理(自然史)ゼミの小泉武栄教授にもお越しいただき、地形以外に多摩川の希少な動植物についても教えていただきました。
![]() 2013年3月17日(日),有志で秩父盆地へ巡検に行ってきました.4月からの卒論を秩父盆地周辺を対象地域にしそうな3年生も一緒です. シバザクラで有名な羊山公園から秩父市街地へと下り,荒川対岸の尾田蒔丘陵へとえっちらおっちら上がっていきます.羊山公園も秩父市街地も尾田蒔丘陵も,すべて河成段丘―昔ある時期に河原だった場所―の上にあります. 段丘とその断面(砂礫層とその上に載る火山灰層)は巡りましたが,長瀞の変成岩に行き着く前に暗くなってしまったのが心残り...(笠原) (写真は河成段丘に載る秩父の市街地,尾田蒔丘陵から東方を望む)
![]() 2013年2月17日(日),有志に他大の方も交えて房総半島へ巡検に行ってきました.この時期の巡検は寒いですね... 現地では千葉大学の院生の方に案内をお願いいたしました.縄文海進の堆積物やそこから産出する貝化石,牡蠣礁など,本研究室では見る機会が少ないものをいろいろと紹介していただきました. 他大学の方と一緒の巡検でしたので,交流を深める良い機会にもなりました. 案内者様,有意義な一日をありがとうございました! (笠原) (写真は,太東岬の近くにみられる牡蠣礁)
![]() 2013年1月19日(土),本研究室の鈴木毅彦先生に立川断層帯そして多摩丘陵を案内していただきました。 特設ページは [こちら]
![]() 2012年11月18日(日),有志で多摩川流域の国分寺周辺〜生田緑地へ巡検に行ってきました. (写真は,国分寺駅近くの武蔵野ローム層)
![]() 2012年10月21日(日),有志で神奈川県西部の山北〜駿河小山周辺へ巡検に行ってきました. 酒匂川流域の活断層が作る地形,周辺でみられる箱根火山由来の火砕流堆積物(Hk-TP/TPfl,Hk-OPfl),生土の西沢川奥の神縄断層やテフラの露頭を巡りました. あちこち出かけて,いいもの見て,どんどん経験を積んでいきたいものです.(笠原)
![]() 時には休息も必要ですね.2012年9月29日(土),相模川沿いの上大島キャンプ場にて研究室BBQが開催されました.相模川は地理学教室にとって学部生の頃から縁のある河川です.目の前に段丘地形や丹沢山地の地質が広がる,まさに地形・地質研にとっては絶好のBBQ空間となっています.秋晴れの下,思い思いのひと時を過ごすことができました.後期からもまた頑張りましょう!
8月20(月)〜22日(水)に開催された日本第四紀学会2012年大会(埼玉)において,客員研究員(産総研)の大石雅之博士とD3の安藤広一さんがポスター発表賞を受賞しました.大石博士は昨年の「大石雅之・下司信夫・及川輝樹・西来邦章・古川竜太・中野 俊・東宮昭彦・篠原宏志(2011)霧島火山新燃岳2011年噴火火山灰の構成粒子とその時系列変化.日本第四紀学会講演要旨集,P-06,118-119.」に引き続いての受賞となります. 大石雅之博士:ポスター発表賞(若手部門)受賞
安藤広一さん:ポスター発表賞(学生部門)受賞
大会の詳細はこちら [日本第四紀学会2012年大会(埼玉)]
![]() 2012年7月7日(土)・8日(日)の2日間行われたゼミ合宿。今回は学生の積極的な参加もあり,大人数での巡検となりました.1日目は,まず青木さん(M2)のフィールド・安中榛名駅周辺で地すべり地形と浅間山起源のテフラなどを観察.予定していた下仁田は大雨注意報から断念し,富岡にある群馬県立自然史博物館を見学しました.2日目は朝から碓氷峠を駆け抜けて(?),合宿の大本命,卒論生のフィールドである嬬恋湖成層を堪能.前夜のミーティングを受けて,露頭前では議論が白熱しました.最後に鈴木先生の案内で20年前の露頭を巡りましたが,残念ながらテフラと対面することはできませんでした.天候に左右されながらも,充実した2日間を過ごすことができました.
2011年9月6日(水)・7日(木)の2日間,本年度のゼミ合宿として,伊豆を中心とした巡検を行いました.一日目は,卒論生のフィールドである鉢ノ山(河津周辺)のスコリア丘や大室山など,東伊豆単成火山群の幾つかを周り,二日目には,伊豆市下白岩のレピドシクリナ化石産地や丹那断層のフィールドミュージアムを周りました.状況が悪く断念した露頭もありましたが,全体的にトピックも多く,層相観察や試料採取の経験の乏しい学生も,同じものをみて,その場で議論し合い,知識を共有するよい現場となりました.また,知識のみならず人的交流が今後促進されるよい機会となりました.
![]() 2010年12月15日(水)・16日(木)の2日間で巡検を主体とする合宿を行いました.先生方や修論生,卒業生にとって忙しい12月中旬の開催,また数年ぶりの地形研合宿とのことだったのですが,多くの方の意欲的な参加によって成功のうちに終了しました.ゼミ合宿の内容として,初日(15日)にM2の青山さんの案内で神奈川県箱根地域で確認できる箱根東京軽石(Hk-TP)の観察,長尾峠より神山の崩壊によって形成された地形の観察を,2日目(16日)は鈴木先生と卒論生の松田くんの案内による大磯地域の露頭で層相観察,テフラの採取を行いました.
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